ごあいさつ

開催要項

分科会紹介

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第34回 第六分科会

第六分科会 解放教育T  同和地区の子どもたちの学力保障・進路保障  


                                                        会場 国際交流会館イベントホール

 新学習指導要領施行と「地対財特法」失効が重なった2002年、教育に関わる様々な場で、教育改革によって子どもたちの学力がどうなるのか、どうすれば学力を伸ばすことができるのかの論議がされています。

 これまでも子どもたち、特に同和地区の子どもたちの学力をどう保障していくのかを考え、実践してきました。しかし昨今、多くの家庭が地区外に流出し、児童数が減少するなど部落の教育に変化が起こっています。さらに最近の研究では、階層間における学力格差の問題も指摘されているところです。教育環境においてきびしい状況におかれている子どもたちの進路保障をどう行っていくのか、進行中の教育改革をふまえながらしっかりと考えていかなければならない問題です。

  京都市では、上のような状況にも対応して、学力保障の実践を模索してきました。

 本分科会では、教育改革が真に同和地区の子どもたちすべての学力向上そして進路の保障へと結びついていくためには、学校が何をめざし、どう動いていけばよいのか、また家庭や地域はどうあるべきなのかをフロアの方々とともに考えていきたいと思います。

 分科会の前半では、小学校中学校それぞれから、子どもたちの学力向上、進路保障の取り組みの実践を報告します。後半は、パネルディスカッションの形式をとり、他府県での実践等も加えながら、すべての子どもたち、とりわけ課題の多い子どもに対して真の学力をいかにつけていくかを考え、明日からの実践に生かせることができる話し合いになればと考えています。多数のご意見によってその場の議論が活性化し、子どもたちにとってよりよい方向が見いだせますよう、たくさんの方々のご参加をお願いします。