38要項 あいさつ 1分科会 2分科会 3分科会 3分科会 4分科会

 

第3分科会B 

共に生きることをめざして

これからの人権教育の課題と展望を考える 


                                                          会場 みやこめっせ大会議室

 

 本分科会は、昨年までは第7分科会として、主に在日韓国・朝鮮人教育(外国人教育)に焦点を当てた実践を中心に議論を積み重ねてきました。特にここ数年間は、ダブル・中国帰国・新渡日の児童・生徒への教育保障やアイデンティティーの形成に関わる課題についても話し合いを深めてきました。

 今回のパネリストは次の方々です。

 姜竜平さん(学生、在日韓国青年同盟)は、高校生の頃から民族名で生活し始めました。大学生になって在日韓国学生同盟に入り、現在は在日韓国青年同盟で活動しておられます。様々な出会いを通して、「在日」というアイデンティティーを再構築せざるを得なかった過程などを話されます。

 土岐文行さん(京都市立嘉楽中学校)は、同和地区生徒との出会いを基盤に、京都教育大学で行った外国につながる生徒の交流会「つながる会」の実践と課題について話されます。

 最後に浜田麻理さん(京都教育大学国文学科助教授)。ご専門は日本語教育、国際教育ですが、研究課題のひとつである「多文化共生教育」という教育課題をパネラーと会場の皆さんとで話し合いたいと思います。

 本分科会では、これまでの解放教育の理念と実践で培ってきたことを基盤に、また外国人教育で追求・実践されてきたことを踏まえ、「共に生きる」という視点から具体的な論議を展開したいと考えています。

 被差別の立場におかれている児童・生徒がアイデンティティーを確立し、生きる力を培うことが保障され、いきいきと活動でき、全ての児童・生徒が互いの違い(歴史的・社会的背景)を認め合い、一人一人の児童・生徒の人権が本当に大切にされる開かれた学校づくりをめざし、話し合いを進めていきたいと思います。

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