人権交流京都市研究集会
人権交流京都市研究集会
9:30 - 12:00
主催者挨拶/来賓挨拶/基調提案/集会宣言
歌:ハンマダン
演奏:「ワダサム」
(サムルノリ:ハンマダン+1、和太鼓:「怒涛」)
「多文化共生と人権尊重」その標語は近年多く口にされ、私たち自身何度もその決意を新たにしたはずでありながら、この世界では、現実に相手を同じ人間と認めず、力によりねじ伏せ亡きものとする意志が、時として巨大な軍事力を持つ国として発動し「戦争状況」を招いています。
子どもや女性たちが無慈悲に殺戮される現実を目にするとき「共生」という言葉がむなしく響く場合もあります。そんな現状への反旗も込めて、今回の全体集会では、1944年に在日朝鮮人として東九条地域に生まれ育ち活動を続けてきた朴実さんから、その人生において一貫して多文化共生を訴え続けた実践を講演していただきます。
朴さんは、日本人女性との結婚に際し日本への「帰化」を余儀なくさせられ、そのことで失われた民族名を取り戻す闘いと同時に「東九条マダン」や「CANフォーラム」の立ち上げなど、「共に生きる」願いを具体化しながら歩んでこられました。1993年にはじまった東九条マダンでは和太鼓とサムルノリの共演「ワダサム」が祭りのクライマックスに欠かせない演目となっています。
空疎ではない言葉と音とリズムで「共に生きる」を体験し、一人一人の「熱」が世界を変えていけるという希望を共有する機会にしたいと思います。
実行委員長 東原 幹人
第55回人権交流京都市研究集会にご参加いただきました皆様におかれましては、日頃より、部落問題をはじめとするあらゆる人権問題の解決に向けて、積極的に活動されていること、また人権尊重の社会の担い手である子どもたちの健全な育成に学校や家庭・地域において大きな責務を果たされておられることに対して、心より敬意を表します。
さて、1970年に第1回部落解放京都市研究集会として発足した本集会は、2008年の第39回大会からその名称を人権交流京都市研究集会へと変更しながら、部落問題をはじめあらゆる人権問題の解決を目的に、より広く人権についてともに考える市民集会として充実発展してきました。
ここ数年、本集会も新型コロナ感染症の影響を受けましたが、形や規模を変えなが1度も中止することなくその灯をともし続けてまいりました。そこには部落問題、外国にルーツのある人の問題、障がいのある人に関する問題、性の多様性の問題や高齢者の問題、児童虐待や貧困、ヤングケアラーの問題など今も社会に存在する様々な人権問題について学び、向き合い、解決に向けて歩み続ける姿があります。この灯を絶やしてはなりません。
しかしながら社会情勢は混迷の一途をたどっています。世界的にはロシアによるウクライナへの軍事侵攻、アフリカのスーダンでは宗教対立による内戦の激化、ミャンマーでは軍事政権による民主化を求める人々への弾圧、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの軍事攻撃など人権や生命の尊厳が踏みにじられています。国内では、インターネットで部落差別を助長・煽動する行為が横行し、実効性のある対策の必要性がますます高まっています。
一人一人の人権が大切にされる社会を目指して学び、考え、行動することが今、一層求められています。本集会の本質は「交流」です。社会にある様々な立場の人たちが、その違いを正しく理解し、認め合ったうえで交流できた時に差別や偏見の意識の解消につながると信じます。本集会のスローガン「めざそう!共生・協働の社会創造」の実現に向けて、それぞれの立場で活発な議論をしていただきますことをお願い申し上げます。
以上、第55回人権交流京都市研究集会実行委員会を代表してのごあいさつとさせていただきます。
13:30 - 16:30
部落問題、多文化共生、教育や歴史など様々な現状や課題について語る分科会。講師の方と共に考えを深めていきます。
部落と人権
~貧困化がすすむ社会の変化と排除に抗する公立学校の底力
部落の歴史
~「是旃陀羅」問題について~
多文化共生・フィールドワーク