人権交流京都市研究集会
人権交流京都市研究集会
9:30 - 12:00
主催者挨拶/来賓挨拶/基調提案/集会宣言
原作:目取真 俊 脚本・演出・演戯:趙 博
声体文藝館 水 滴
ウクライナで、パレスチナで、終わらない止められない戦争の只中に生きる私たちは、なぜそれが始まったのか、なぜ世界は無為に傍観するばかりなのかと問いかけずにはいられません。ある国がある国を武力をもって攻撃し、占領し、その土地の人々も資源も支配収奪することで豊かになっていく、そうした価値観は19世紀、20世紀に過ぎ去ったはずなのに、私たちが生きる21世紀にも植民地主義的価値観ははびこって、抑圧と殺戮は繰り返されています。
かつて「終戦」を先延ばしするため日本政府によって捨て石とされた「沖縄」で作家目取真俊が描いた市井の人々の「戦後」を、趙博はペーソスを交えて演じます。一人芝居「水滴」は、日本の占領から「日本兵」として戦争を体験した一人の男が抱え持つ負い目や悲しみ、身近な人間の強欲、取り返しのつかない記憶など、複雑な立ち位置をユーモラスに表現します。「個人の尊厳」というものは、おもしろみや、おかしみのある人としての豊かさにあり、それを抵抗の拠点とする人々への共感を手掛かりに、平和と人権について考える機会にしたいと思います。
実行委員長 川島 浩明
それぞれの地域・職場・家庭におきまして、部落問題をはじめとするあらゆる人権問題の解決に向けて、積極的に活動されていることに敬意を表し、ごあいさつを申し上げます。
今年も、第56回人権交流京都市研究集会を開催する運びとなりました。これもひとえに、各方面からのご支援・ご協力のおかげであると心から感謝申し上げます。
1970年に第1回部落解放京都市研究集会として発足した本集会は、2008年の第39回大会からその名称を人権交流京都市研究集会へと変更し、より広く人権について、共に考える市民集会として充実発展してきました。
「人権について考えることは、自分自身と向き合うこと」自分さえよければ、自分さえ傷つかなければ、そんな思いだけではキラキラと輝いた人生を歩むことはできません。でも、そうした思いもまた本当の自分です。人生の営みは、そうした思いをどれだけ小さくしていけるかということではないでしょうか。そのためには、人とつながることが大切です。こんなこと言ったらどう思われるだろうか、そんなことも知らないのかと思われやしないか、そんな不安から今日も黙ってしまいます。そんな繰り返しでは、豊かな人生とは言えません。本研究集会は、人間が尊敬と信頼でつながり合うために、いろいろな立場で、差別のない社会を共に築いていこうとする者同士が集い語り合います。
「めざそう!共生・協働の社会創造」本集会のスローガンの実現に向けて、それぞれの立場で活発な議論をしていただき、どこかすっきりした気持ちで明日に向かう機会となればと願います。どうぞよろしくお願いいたします。
以上、第56回人権交流京都市研究集会実行委員会を代表してのごあいさつとさせていただきます。
13:30 - 16:30
部落問題、多文化共生、教育や歴史など様々な現状や課題について語る分科会。講師の方と共に考えを深めていきます。
教育と人権
~部落差別をどう捉え、どう教えるか~
部落の歴史
~ここ50年の歴史研究の進展がもたらした部落の新しい通史と展望について~
多文化共生と教育
~外国籍および外国にルーツのある児童生徒の学びの保障を考える~
みんなで語ろう部落問題